毎月1冊、那珂川市図書館の司書おススメの本を紹介します!
『言葉屋』
久米 絵美里/作 朝日学生新聞社 児童書 [Nクメ]
コトバコ(言箱)とコトダマ(言珠)を扱う"言葉屋"。言葉屋は、「言葉をただの武器ではなく、心をつなぐ橋にするのが役割。」(本文より)
小学5年生の詠子は、おばあちゃんのもとで言葉屋の修行をはじめます。言葉は使い方次第で、相手を傷つけることも喜ばすこともできる。この本では登場人物たちの言葉が、丁寧に紡がれ、話が進んでいきます。後半は詠子のドキドキするお話も少々。
言葉で自分の気持ちを伝えることは大切だと実感するとともに、相手を慮ることがとても素敵だと感じるお話です。
那珂川市図書館では、令和4年4月から電子図書の提供がスタートしました。今回紹介した『言葉屋』の1巻もあります。紙の本、電子の本、お話が気になる人はどうぞ手に取って、もしくはタップ(クリック)して、読んでみてくださいね。
(那珂川市図書館 ハチ公)