文字サイズ
言語切り替え 日本語Language
ミリカプラス

ミリカの未来をお見せします

お知らせ・イベント情報

NEWS

6月の司書おすすめの1冊

6月の司書おすすめの1冊

22.05.20
毎月1冊、那珂川市図書館の司書おススメの本を紹介します!

『ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか』
高松 平藏/著 晃洋書房 一般書[780.7タカ]

 日本のスポーツといえば、試合に勝つことを目標に練習し、規律を守り、大きな声であいさつをするなど厳しいイメージがある。それに比べてドイツのスポーツは老若男女問わず楽しげで、リラックスしているようにみえるそうだ。日本でもそんな雰囲気の中でスポーツを楽しんでいる人もいるだろうが、この違いはどこで生まれるのだろうか。
 まずドイツの主たるスポーツの場はスポーツクラブで、部活ではない。部活とスポーツの大きな違いは学校内で完結しているか、それとも社会に開かれているかということにある。そのため、ドイツには引退がなく、長くスポーツを続けられる。日本では馴染みのないスポーツクラブだが、ドイツのような総合型スポーツクラブを日本でも増やそうという動きがある。
 それぞれの国の文化を比較しながら、日本とドイツのスポーツがどう違うのかが分かる一冊となっている。

(那珂川市図書館 八朔)

・資料情報はコチラ