
『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』
五条紀夫/著 KADOKAWA
自身の身代わりとなった親友セリヌンティウスを救うためにも故郷と首都を三日で往復しなければならないメロス。しかし、妹の結婚前夜に新郎の父が殺された。現場は自分と妹しか開けることができない羊小屋。推理力のないメロスはなんとかこの密室殺人を解決しようとする。しかしその後も山賊の死体や荒れ狂う川での溺死体など様々な事件がメロスを待ち受ける。メロスはこの様々な事件を解決することができるのか。そして首都で待ち受ける衝撃の真実とは!?
フィジカルで事件を解決しようとするメロスやメロスの頭の中にいるセリヌンティウスなど推理だけでなくクスッと笑える一冊です。